春の作品(3月〜5月)
俳 句
作 者
写 真
○
坪庭の 青梅一つ みずみずし
多喜 丈城
本人
○
花枝垂れ 撮りつ撮られつ 八十路かな
多喜 丈城
本人
○
くちばしの すくすくとみゆ 若葉風
多喜 丈城
藤井克己
○晴れ姿 富士も晴れ 孫入学す
多喜 丈城
三里 英
○広げたり 所せましの 桜かな
多喜 丈城
本人
○むずかる子 花いっぱいに あやしおり
多喜 丈城
本人
○ゆらゆらと 枝垂れ桜の 酔い心地
多喜 丈城
清水 清
○
常鶲 狙い定まる 椿かな
多喜 丈城
奥野昌雄
○戯れの 口ずけ激しい 春うらら
多喜 丈城
藤本十四男
○頬染める 梅より赤き 小鳥かな
多喜 丈城
藤井義勝
○晴天を 緋寒桜の 背に
凛々
し
多喜 丈城
本人
○頬を撫で 花びらひらり 舞ひゐたり
多喜 丈城
牧野佳子
○眩しさの遥けし素足春の海
多喜 丈城
島田尚武
○光満つ 里山彼方 桜東風
多喜 丈城
島田尚武
○手折りたし 里山遠く 山桜
多喜 丈城
島田尚武
○雨つたふ蜘蛛の織りし首飾り
多喜 丈城
島田尚武
○一隅に光あたりて梅咲かそう
多喜 丈城
○蕾告ぐ ブログの梅 今暫し
多喜 丈城
○獺祭や 発句所望の 便り来る
多喜 丈城
○春雨や セーフかアウト とどけ塁
多喜 丈城
藤井克己
○ぬかるみを 味方につけて 滑り込み
吉川 晋也
藤井克己
○雨の中 青春ドラマ ここにあり
高 利夫
藤井克己
○花の雨 球より早し 滑り込み
多喜 丈城
藤井克己
○屋根よりも低くありても鯉のぼり
多喜 丈城
清水 清
○川幟水面の蔭も泳ぎたり
多喜 丈城
本人
○旅行記を約束誓い鳥帰る
多喜 丈城
藤井克己
○あんなことこんなことあり卒業す
吉川 晋也
本人
○ふんわりと幸せ包むミモザかな
吉川 晋也
本人
○紅梅や末期の酒のひとしずく
多喜 丈城
○春光をあびて絆のあゆみかな
多喜 丈城
○急流にS字S字の花筏
多喜 丈城
島田尚武
○水澄んでさくらクルーズ賑わへり
吉川 晋也
本人
○花影を映し疎水の速さかな
吉川 晋也
本人
○嬉しさに身体もはずむ一年生
吉川 晋也
本人
○留まりゐて落ちゆく前の花筏
多喜 丈城
本人
○若蓮や曼荼羅となり宙映す
多喜 丈城
吉川晋也
○枯れ蔦や生命つないで球児待つ
吉川 晋也
本人
○ネクタイの売り場気になる新入社
吉川 晋也
本人
○大相撲浪速の街に春告げる
吉川 晋也
本人
○園児等のはないちもんめ草萌ええる
吉川 晋也
本人
○若葉燃ゆ宙より命受けゐたり
多喜 丈城
本人
○新緑や一条の雲眩しけり
多喜 丈城
本人
○一条の 晴天射ぬく 若葉光
多喜 丈城
本人
○新緑の光を浴びし滑り台
多喜 丈城
本人
○滑り台 新緑光を 返したり
多喜 丈城
本人
○紅の色も無邪気に薔薇咲けり
吉川 晋也
本人
○背伸びして蒲公英の絮風を待つ
吉川 晋也
本人
○堰を観て川渡りゐる藤の花
多喜 丈城
アサヒ・コム
Topページへ
俳句集へ