北海道トレッキング紀行(1)
今回のトレッキングは、雄大な自然を満喫できる北海道である。出発は7月7日で、度サミット真っ最中、検問が厳しいため行程の遅れを心配しながらの出発となる。
千歳空港で友人と待ち合わせ、私が到着する前に着いててたため、出迎えてもらうことになる。
ヨー、お久しぶりと握手を交わす。箱根・旧東海道のトレッキングは昨年の秋であるから、一年も経っていない再会となる。
空港でレンタカーを借りて、今日の目的地である富良野へ出発する。いつもであるが出発時の天候は雨が多く、今回も雨がパラツクあいにくの天気である。しかし、目的地に近づくにつれ、天候も良くなる。うれしいかぎり。
富良野の語源はアイヌ語で、「フーラ・ヌイ」(フラヌイ)という。富良野川の上流に硫黄山(十勝岳)があって、この山から流れる川に硫黄の臭気があり、飲むに堪えぬところから、こう呼ばれたと言われている。
すでに、正午も過ぎて、今日はあまりトレッキングできる時間もないので、北の国からのロケ地をウオークすることに決め、目的地へ向かう。富良野市街からは、かなりある。市街へ続く雪道の映画のシーンを思い出しながら車を走らす。
ロケ地は、特に変わった所はなく、道角に富良野塾生が経営しているソフトクリーム小屋があったので、北海道とは思えない暑さのため、ソフトクリームを食べる。もちろん牛乳たっぷりの濃厚なクリームである。小屋の壁に掛けられた日本地図上に沢山の小さなピンの旗が挿してある。これは、この地に来て、この小屋に寄った証なのだろう。西宮を見ると、まだ旗がないので、記念と思い、私も旗を挿す。
トレッキングはここから出発し、ロケ地の周りを歩く。しばらく行くと、映画のシーンで出てくる純と蛍が歩いた道に出会う。映画のシーンは雪道であるため、このシーンを思い出しながら進む。
丘の上は、ラベンダーが植えられ、このラベンダーの花はまだ見ごろではないが、我々には季節外れの美しい芍薬、菜の花を見せてくれる。この後は今夜の宿であるペンションへ向かう。

北の国のロケ地(富良野)


富良野の麦畑


富良野の菜の花畑
北海道トレッキング紀行(2)
ペンションは美瑛の町を見下ろす丘の上にある。後ろは木に覆われた静かなところだ。ペンションに決めた理由は特になく、美瑛の近くのホテルは二ヶ月前でも満室となり、しかたがないから、ペンションに決めただけである。このことから、富良野、美瑛は人気スポットであることがうかがえる。ペンションは家庭的な雰囲気を味わえることから、女性客に人気があるとか。たしかに、このペンションも女性客が多い。
我々が着いたときに、すでにくつろいでいる人がいて、どちらから来ましたかと声を掛けてみたら、東京からとのこと。気さくな女性らしいので、お一人で旅行ですかとさらに話しかけると、私は出張で来ていますとのこと。札幌とか、旭川での出張は判るが、美瑛である。
不思議そうにしていると、美瑛の町で、町とか村を守る会が開かれるので、この取材に来ているのですとのこと。美瑛とは、うらやましい出張である。
夕食後、白金温泉に出かける。白金温泉は美瑛、富良野からは近いことから、日帰り温泉客が多い。温泉は薄茶色で、気持ちの良いお湯であった。
夜道は、動物が横切ることが多く、キタキツネらしいのが車の前を横切った。スピードを出しすぎると非常に危険である。
部屋に戻って気がついたのは、クーラーがないことである。確かに、北海道といえば、涼しいイメージがあるが、今日は西宮となんら変わらない暑さであるので、クーラーがほしい心境である。
明日は早起きしたいため、早々と床につく。
四時半ごろ、目を覚ましたため、ペンションの周りの朝の風景を写すため、外に出る。気持ちの良い朝で、雲の上から、朝日が出掛かっている。北海道は朝が早いことを実感する。

美瑛の町

ペンションの庭

ペンションから見える美瑛の町

ペンション

ペンションから見える美瑛の町

ペンションから見える美瑛の町

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