ご挨拶 E−Silver 会長 吉川晋也

この度の親睦旅行の写真を多くの方々からそれぞれのスポットで、それぞれのアングルでお送り頂き有り難う御座いました。
遅ればせながらYahooのフォトアルバムにアップしておりますのでご笑覧下さい。(スライドショーでなく一枚づつで画像をクリックすれば大きい画像になります)
会議や就業その他の理由で参加頂けなかった方には申し訳ありませんが後日の参考のため簡単に旅行の様子を報告いたします。
当日は、一人も遅刻された方はなく予定時間20 分前に出発できました。
大型バスに24 人、清水さんがわざわざ届けて頂いた金婚旅行のお土産のワインを飲みながらゆったりした気分でした。
天気は快晴、宍道湖の夕日を見られるのは疑う余地はありません。
途中蒜山高原で昼食を摂り、大山を右に左に見はがら黄葉のドライブウエイを快適に走り、足立美術館に立ち寄り、予定通り素晴らしい宍道湖の夕日を眺める事が出来ました、Photo Clubの会員もあの夕日にはさぞ満足された事とでしょう。
ホテルは可もなし不可もなし。
翌朝まず、ホテルから宍道湖に昇る朝日を拝し、午前中はティファニー美術館や松江市内観光を楽しみ最後に境港の水木しげるの妖怪通りを散策、埠頭の水産物をお土産に買って午後4 時すぎ帰路につきました。
次回は何時になるか分かりませんが新入会員も増えた事でもあり親交を深めるためにも是非参加して下さい。
平成17 年11 月  
 (水天閣で11 月2日 写真 藤井 アートワーク 松原)
平成17 年11 月1 日〜11 月2 日、
e-silver とsilverphotoclub の有志とゲスト、
総勢24名が第2回親睦旅行にでかけました。
両日とも好天に恵まれ、快適な旅を楽しみました。
参加された皆様から寄稿いただき旅行記をまとめました。  
松江親睦旅行記 目 次
1 蒜山ジャージイランド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
2 蒜山・大山スカイライン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
紅葉、原生林、大山の山肌など
3 足立美術館・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
大観コレクション、日本庭園、魯山人の工芸品
4 宍道湖の夕日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
5 宍道湖温泉 すいてんかく・・・・・・・・・・・・・・・・・10
6 宍道湖の朝日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
7 ルイス・C・ティファニー庭園美術館・・・・・・・・・・・・12
8 松江城と塩見縄手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
9 病棟に出前してくれる出雲そば 田村昇三・・・・・・・・15
10 堀川めぐり遊覧船・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
11 堀川めぐり遊覧船乗船記 中村 博・・・・・・・・17
小泉八雲について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
12 皆美館の鯛めし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
松江知っ得あれこれ
13 妖怪の町 境港・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
14 特別寄稿
松江の思い出 中村 博・・・・・・・・25 
旅行に参加した人たち
大 塩 二 郎     赤 代 卓 也
木 野 晋 良     西 中 守
田 村 昇 三     濱 野 豊 茂
中 村 博       藤 本 十四男
西 角 豪       藤 井 克 己
長谷川 秀 郎
宮 脇 勇 夫     濱 田 経 子
山 田 晴 男     溝 江 公 子
吉 川 晋 也
桑 津 マサミ     服 部 冨美江
小 林 昌 子     岸 田 嘉 代
秦 富美子      沼 部 福 子
牧 野 佳 子
森 隆 子  
  
  1 蒜山ジャージーランド
西宮北口、芸文センター前を8時15 分に出発したバスは中国道、米子自動
車道を快適に走り蒜山ICを出て蒜山高原に到着した
 
   
蒜山ジャージーランドの牧舎と蒜山(桑津)

蒜山サービスエリアで記念撮影小休止して一般道に出、蒜山ジャージーランドへ。高原は少し冷たいが心地よい風が吹き抜けていた。
    昼食後の談笑(藤井)



バスに積み込んであった神戸屋のお弁当と途中仕入れたビール。高原の空気につつまれて楽しいランチとなった。
  晩秋の蒜山牧場 (大塩)


  建物の裏手に廻ると紅葉した蒜山、遠くに大山、真っ白い雲、広く青い牧草地、牧草を食むジャージー牛、風に吹かれるススキ、さわやかな風。
すべてが非日常的。
   ジャージー牛が放牧されている牧場
(大塩)
  売店で買ったプリンは甘くて濃厚。ヨーグルトも追加した。
アイスクリーム・・・・105 円
プリン・・・・・・・・210 円
ヨーグルト・・・・・・105 円
高原の味をもう一度味わってみようと取り寄せたチーズプリン意外やあっさり味
   蒜山酪農農協のHPから ジャージー牛についてジャージー牛は 1950 年代に国の政策として、国内の数ヶ所にオセアニア諸国等から 11,000 頭が導入され、一時的には30,000 頭近くにもふえたそうですが、乳や肉のとれる量が少ないために 1981 年には3,800 頭台まで減ったそうです。
いまでも 9、700 頭〜9、800 頭ぐらいしか飼育されておらず、日本で飼育されている約 451 万頭の牛(乳用牛172 万頭、肉用牛279 万頭)の中では非常に少ない品種です。 
   
蒜山には 1954 年に導入され、1,200 頭ぐらいまで減った時期もありましたが、今では2,500 頭ほどが飼育されています。
この品種は、世界の5大乳用種の中で最
も高い乳成分をもつ小型の牛で、牧草を消化する能力が高い。非常に行動的で採食が旺盛である。
集団性に富み温順で取り扱いやすく放牧管理に適する等、山地向きの牛と言われています。 
   蒜山酪農農業協同組合  
 蒜山ジャージーランド ビジターセンター
 (蒜山酪農共同組合の経営)
 http://www.hiruraku.com/index.htm
 jersey@hiruraku.com
チーズなど乳製品の取り寄せ可
〒717-0501 岡山県真庭市蒜山中福田958
TEL 0867-66-3645 FAX0867-66-3647 
2 蒜山・大山スカイライン
紅葉、原生林、大山の山肌など
蒜山高原から蒜山・大山スカイラインを通って米子市郊外を通過し、足立美術館へ   
     いまが紅葉の見頃か。全山紅葉した鍵掛峠から大山南壁の荒々しい眺めは
ことのほか美しかった。  


紅葉の大山 (宮脇)
  途中鍵掛峠付近と一面ススキでおおわれた原っぱでバスを停めてもらいシャッターを切る。
今日は格別天気がよい。きっと素晴らしい写真が撮れそうだ。
撮影に夢中午後1時12分(大塩 

紅葉のドライブウエイ・俳句
(吉川)
    ブナの原生林を抜けるあたりは再訪してゆっくり探勝したいところ。
紅葉のころや若葉の季節はカメラ愛好家でなくても何日でも楽しめそうだ。原生林の中に入り込んで3脚を立てている人が車窓から見えた。
         
   何処からでも大山が見える。バスに揺られて行くのもいいが自分でハンドルを握ってみたいような道だった。  
  足立美術館は昭和45年秋開館した。
「どうしてこんなに清潔なのだ」、と感嘆しきりだった宮脇さん。その答えが、西の旅Vol.9 の記事に見つかった。
引用すると朝8時、職員は出勤すると全員総 出で竹箒を握り、落ち葉を拾う。 職員のひとりひとりの目が届く範囲が、 私の庭。例えば受付嬢は玄関付近、喫茶「大観」の職員は白砂青松庭、という具合に。(西の旅Vol.9 P18より)
ちなみに、園丁は19歳から80歳の7名が常駐しているという。  
      
 白砂青松庭 横山大観の名作「白砂青松」をイメージして作庭されたという。(宮脇)   横山大観のコレクションは約130点を数えると豪語しているだけあって、
大家の作品を数多く鑑賞する事ができた。 
   「あめはる」
水墨画の傑作といわれている。
(1940年)
 
大作「こうよう」
   陶芸館
併設されている陶芸館は、1F に河井寛次郎、2F が北大路魯山人室がある。
魯山人の食器は形が不揃いで、不恰好。鮮やかな彩色がされておってどんな料理も盛付けも器に負けてしまうような気がする。あるいは私の手料理でも美味しそうに映えるだろうか。わずか20坪程の展示室だったけれど二周りしてもまだ見ていたかった。  
 
北大路魯山人
金蘭手津本(金襴手壷)
1945年頃
(足立美術館 HP から)  
  「無我」1897年
大観の出世作といわれる
(足立美術館HP から)
  窓枠も額縁に見立てて庭の
景観を楽しむことができる
よう造られている
(藤井) 
足立美術館
0854-28-7111 http://www.adachi-museum.or.jp
「安来節記念館」が隣接している。どじょうすくい踊り
やどぜうのかき揚げや甘露煮など食事もできる。   
 当日は時間がなくて立ち寄れなかったのが残念だった。 




 
  (宮脇)
宍道湖の夕日は島根県立美術館内からみる計画だったが稲岡さんの提案で入
館せず美術館の裏手に回り込んで行くと、そこがもう絶景ポイントの夕日が
見える丘公園(岸公園)であった。1
すでに大勢のカメラマンが三脚を構え日没を待っている。我々も遅れてはならじとそれぞれマイポイ
ントを求めて散って行った。
袖師地蔵にも近くこの公園を選択したのが大正解であっ 
    この地は 3-4 世紀ごろ大和朝廷の支配下に入りその首長は出雲国造(くにのみやつこ)となった。出雲神話(国引き伝説、ほかに大国主命、須佐之命ら出雲系の神々の国めぐり説話や神々鎮座の伝承など)はこの地方の歴史文化を反映しまことに興味深いものがあります。
中世には佐々木、山名、京極氏が守護となり戦国時代には京極氏の支流尼子氏が南から侵入した毛利氏と争って敗れた(山中鹿之介の話)。江戸時代には堀尾吉春が1607 年松江城を築き堀尾氏三代、京極氏一代をへて1638 年松平直政が封ぜられ茶人として有名な七代不昧公、治郷をへて1871 廃藩置県により島根県となった。NHK ドラマに登場した出雲の阿国は実在の人物で松江うまれ出雲大社の巫女といわれる。大社の勧進のためと称し一座を組織、念仏踊りで諸国を巡業して1603 年京都で興行、好評を博し世人は彼女の演技を阿国歌舞伎とよびもてはやした。後世の歌舞伎の基礎ともいわれる。
出雲といえば名所、仏閣色々有りますが、話し言葉としての出雲弁(この地の方言)に慣れるに従いその独特の柔らかい雰囲気に魅力を感じます。(松本清張の砂の器にでる出雲弁)学生時代当地出身の人たちが学友で彼等の会話に強い違和感がありましたが、寄宿舎の賄いのおばさん、下宿の主人夫婦、来客、近所の人などと接触の機会が多くなり知己もでき一つの文化と理解するようになりました。  

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