e-Tax確定申告
 
小嶋裕様のエッセイe-Taxに触発されまして、今年からe-Taxで確定申告を行うことにしました。
以前からもやろうとは思っていたのですが、また5000円の税額控除もある内
にと思っていたのですが、いつの間にか忘れていました。今回は実行あるのみです。
 
なんで確定申告か、それは医療費控除です。最近毎年控除を受けています。僅かですが、しないよりはましです。
また、e-Tax確定申告では税額控除が最大3000円ある
とのことで、ICカードリーダーライタ等の費用とトントンとなるようなので、踏ん切りました。
既に実践しておられる方には不要なことではありますが、私の実践記録をご覧頂ければ幸いです。
 
電子申請を行う場合の準備項目はこの図のようになります。

ここで、住民基本台帳カードは以前無料で発行された時に入手していました。
 
3月5日にいよいよ電子証明書を求めて市役所に参りました。午後1時ごろでした。
受付
は「住基カード」の窓口、ここで証明書発行の申請を行います。顔写真入りの住基カードであれば、免許証などの顔写真入り身分証明書は不要とのこと。
受付番号入りの緑の
カードを受け取って、電光掲示板の前で呼ばれるのを待ちます。
 
しばらくして呼ばれ、担当窓口へ行きます。ここで住基カードを担当者に手渡して、「電子証明書新規発行/更新申請書」に住所氏名を記入します。
住基カードを読み取り機に
入れた状態で、暗証番号を設定します。この暗証番号には英大文字と数字だけを使い4桁から16桁にします。また、住基カードの暗証番号と同じにしても良いということだったので、4桁の数字だけの同じ暗証番号を入力しました。これで住基カードと電子証明書にそれぞれ暗証番号が付けられたことになります。
 
電子証明書というのは、初めて知ったのですが、個人名、性別、生年月日、住所が記録されていて、本人であるということを証明するものです。住所が変更になれば、再申請が必要となります。有効期間は3年間で、インターネットで確定申告以外にも使えるようです。
 
料金500円をその場で支払います。電子証明書の写し及び領収書と一緒に、封筒に入った資料一式を貰います。ICカードリーダーをどこで買ったらいいのか聞くと、資料の中に一覧表が入っているからその中から選んで、家電量販店で買ってくださいとのこと。
同じ
ことを別の窓口で聞いてみても同じ回答であった。近くの納税協会で買えますとかの回答を期待していたのだが、、、、。以上、電子証明書の取得に要した時間は約30分でした。
 
余談ですが、住基カードの暗証番号を忘れた場合、受付窓口でこれはと思う暗証番号を入力して確認することはできます。私も忘れていて、確認させてもらいました。
 
市役所を出て、ICカードリーダーを買いたかったから、ひとまずどこかで落ち着いて資料を読むことにし、静かなロイヤルホストへ入りました。コーヒーを飲みながら資料を見ると、
@電子証明書の発行を受けられたお客様へ
A電子証明書の「利用のご案内」
B公的個人認証サービス利用者ガイド
C公的個人認証サービス利用者規約
D利用者クライアントソフトの技術的事項に関する問い合わせ先
E電子申請・申告スタートアップガイド
FICカードリーダライタ一覧表
が入っていました。これらの中で、Eを見れば上図のステップ4の利用者クライアントソフトのダウンロードまでのやり方が分かります。
FにはW8、W7、VISTA、XP、MAC用のICカード
リーダーライターが一覧表になっています。
 
一覧表を見ていても仕方がないので、エディオンに行くことにしました。何種類も置いてあるのかと思いきや、2種類しかなく、一つは聞いたことがないメーカーだったので、ソニーの非接触のリーダーライターを買うことにしました。費用は2,980円。これで支出合計3,480円也。
 
家に着いたら、午後4時ごろでした。一休みして、5時頃からICカードリーダーライターPASORIの設定を始めました。PASORIをUSBポートに繋ぐと、自動的にソフトが立ち上がってきます。
NFCポートソフトウエアのインストールを行い、正常に機能しているかの自動診断を行って、終了です。
 
次に公的認証サービスのサイト(下図)で利用者クライアントソフトをダウンロードします。
WindowsのW7用のクライアントソフトVer.2をダウンロードしました。次にカードリーダーのPASORIを認識していることを確認して終了です。
 
 
次に事前準備の大詰め、事前準備セットアップを行います。これは、確定申告書作成コーナーのサイトで、平成24年分の事前準備セットアップのページ(下図)を開きます。

ここでは
@信頼済みサイトの登録
Aルート証明書のインストール
B署名送信モジュールのインストール
CJPKI利用者ソフトのインストール
の4つを処理されます。次へをクリックすると自動的に4件が処理されて、セットアップが完了します。
 
以上で5日は終了としました。18時30分ごろでした。
 
次の日、3月6日は13時頃からスタートです。確定申告書の作成ですが、まず利用者識別番号を取得することになります。
住所、氏名、8桁以上の暗証番号等を入力(下図)して、
識別番号の発行申請を行います。


この番号はすぐ発行されます。暗証番号は忘れた場合に教えてくれるキーワードを入力しておきます。
以上で準備が完了です。ここまでで20分くらいかと思います。
 
いよいよ確定申告書の作成に取り掛かることになります。年金などの入力を済ませて、最後に医療費控除の入力となります。
いままでは書類申請で、領収書はまとめて郵送していまし
たが、今回初めての入力となります。
どの程度の細かさで入力すればいいのか分からないので
病気の項目毎に大きく分けて、まとめて入力することにしました。
1件1件入力していたのでは
時間がかかり過ぎると思ったからです。この方法で良いかどうかは分かりません。今後税務署から連絡が無ければいいということになるのでしょう。
 
病気項目毎とは、病院ごとということになりますから、病院で領収書をまとめて、合計しておきました。
この中には病院近くの薬局の分も含めています。このようにすると、歯科医院、眼科
医院、耳鼻咽喉科など、入力件数は6件となりました。(これで良いかどうかは分かりません)
これで医療費控除は済みです。
 
申請書作成を終了して、次へ行くと、電子申請の控除を受けるかどうかを聞いてきます。
初回の場合は平成24年分で受けることになります。これを受けるとして次へ進みます。
すると、確定申告の入力画面にもどり、電子申告控除額3000円が記入された状態で表示されています。
これで480円の足が出たことになります。
 
これで申告書作成終了となり、送信の操作へ進みます。送信が終了したのが4時頃でした。
これで初回のe-Tax確定申告が終了したことになります。小嶋様のエッセイのお陰で、殆ど不安になることもなく、2日間で無事終了できました。
尚、作成途中や送信後にPCに保存しておいたデータは、確定申告書作成コーナーに入って作成再開のページで開くことができます。
 
ここまで長がながと書きましたが、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
以上の報告を持ちましてe-Tax確定申告の完了とします。
 

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